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みてみん |
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投稿日時 2025-05-15 08:28:28 投稿者 
一ノ宮ガユウ このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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コラム(8) 68国の変遷 ～ (12) 薩隅日の変遷 https://www.alphapolis.co.jp/novel/214885297/89423550/episode/5152739 近世末までに各地域で国界は変動した。 おおまかに分類すれば以下のようになる。 Ⓐ 主体がはっきりせず、きわめて曖昧だった国界が共通認識あるいは相互理解のなかで変化したともいえるもの。 【(9) 木曽の変遷】美濃国➡信濃国: 古代～中世 【(10) 伊師の変遷】播磨国➡美作国: 平安末期 【(11) 置津郷の変遷】安房国➡上総国: 中世 【(12) 薩隅日(南九州)の変遷】大隅国➡薩摩国: 古代 (牛屎 (牛山) 院) 【(12) 薩隅日(南九州)の変遷】大隅国⬅➡日向国: 古代 (救仁郷・救仁院・財部院・深河院) 【(21) 高座川左岸】相模国➡武蔵国: 南北朝期～室町期 (鶴間) 【(21) 小豆島の変遷】備前国➡讃岐国: 戦国期～織豊期 Ⓑ 戦国大名によって領国に組み入れられ、その後、豊臣政権か徳川政権 (江戸幕府) 初期の検地・領知の過程で確定されたもの。 【(3) 古代から中世・近世はじめにかけての下総国】(新方) 【(12) 薩隅日(南九州)の変遷】大隅国➡薩摩国: 天正15年(1587) (吉田郷) 【(13) 富士見町東部の変遷】甲斐国➡信濃国: 天正11年(1583) 【(14) 白山麓十八か村の東谷・西谷の変遷】加賀国➡越前国: 天正12年(1584) 【(15) 長島の変遷】肥後国➡薩摩国: 天正15年(1587) 【(16) 濃尾平野の変遷】美濃国➡尾張国: 天正17～18年(1589～1590) (葉栗・中島・海西 3郡の分割) 【(17) 根羽村の変遷】三河国➡信濃国: 天正19年(1591) 【(18) 志摩の変遷】志摩国➡伊勢国・紀伊国: 文禄3年(1594)・慶長6年(1601) 【(19) 高座川左岸の変遷】相模国➡武蔵国: 文禄3年(1594) (相原) 【(20) 依上保の変遷】陸奥国➡常陸国: 文禄4年(1595) Ⓒ 徳川政権 (江戸幕府) の国郡編成もしくは国絵図作成の過程で変動したもの。経緯はかならずしも明らかではない。 【(3) 古代から中世・近世はじめにかけての下総国】(葛西) 【(3) 古代から中世・近世はじめにかけての下総国】(下妻鬼怒川東流部) 【(4) 近世の下総国】(二郷半領・松伏領・幸手領・島中川辺領) 【(4) 近世の下総国】(高椅) 【(16) 濃尾平野の変遷】尾張国➡美濃国: 元和3年(1617)～寛永5年(1628) (中島郡 中野村・海西郡 葛木ほか 5村) 【(22) 渡良瀬川・利根川中流の変遷】上野国➡下野国: 江戸初期 (桐生川) 【(22) 渡良瀬川・利根川中流の変遷】上野国➡武蔵国: 寛永年間(1624～1644) (烏川) 【(22) 渡良瀬川・利根川中流の変遷】下野国➡上野国: 寛文8年(1668) (渡良瀬川) 【(22) 渡良瀬川・利根川中流の変遷】下野国⬅上野国: 寛文8年(1668) (桐生川) 【(22) 渡良瀬川・利根川中流の変遷】上野国➡下野国: 延宝元年(1673) (桐生川) Ⓓ 争論解決のために変更されたもの。主体は徳川政権 (江戸幕府)、具体的な裁許内容が史料として残っている。 【(22) 渡良瀬川・利根川中流の変遷】上野国➡武蔵国: 元禄15年(1702) (神流川) 【(23) 伊豆山権現領に関係する変遷】相模国➡伊豆国: 元禄13年(1700) 実際にはそれぞれの経緯は異なり、分類はあくまでもおおまかなものである。なお特にⒶに関しては地形的に変動が想定されたり、その伝承が残る場所はほかにも存在するが、本稿はすべて記録 (史料) を前提とするので扱わなかった。また主にⒷについて、豊臣政権または徳川政権 (江戸幕府) によって検地・領知されなかった変動は、一時的か一部の認識に過ぎないものとして除外した。本稿で扱うのは戦国大名の勢力分布やその移り変わりではない。江戸期の藩領 (ⒸⒹ) についても同様であり、たとえば尾張藩と尾張国 (尾州) を本稿では厳密に区別する。史料によって矛盾がある場合 (Ⓒに多い) はより公式と認められるものを優先した。村落が存在しない場所で、入会地 (共有地) の分割に関連して行われた調整は変動ではなく確定である (主にⒹ)。 |
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